Volga CTF 2017 Quals writeup
m1z0r3として参加して、450ptsで188位でした。
予定があってあまり時間がとれませんでしたが、cryptoを2問解いて250pts入れたのでそのwriteupを書きます。(今回はスクリプトは無し)
VC (crypto 50pts)
png画像が2枚渡される問題。B.pngはA.pngになんらかの情報が追加されてるように見えるので、2枚の差分をとるとフラグ。
Curved (crypto 200pts)
楕円曲線DSA(ECDSA)を用いた署名を使ってコマンド実行を行うサーバが動いており、そのスクリプトとexit、leaveコマンドの署名が渡される。
lsやcatなどを実行するには、正しい署名を生成する必要があるが、署名をするには秘密鍵が必要となる。
一般にECDSAでは署名を施す際にランダムな値kを用いる必要があり、これが固定値だと秘密鍵が逆算可能となってしまう。(詳しくは楕円曲線DSA - Wikipedia)
今回渡されたexitとleaveの署名を見ると、rの値が等しいことからkが同一であったことがわかる。したがって秘密鍵が逆算でき、得られた秘密鍵からcat flagを実行すればフラグが得られる。
実はこの問題、過去にチーム内CTFで出題したものとまったく同じコンセプトだったのでECDSAの処理を見た瞬間に見当がついたりもした。
所感
Oracleはやればできそうだったり、Casinoは面白そうな問題だなぁと思った。が、cryptoはどれもPoWがめんどくさすぎて途中で投げ出した。(予定があったのもあるけど)
ちゃんとPoW用のライブラリは用意しておくべきですね...